#005 Victor SG-12

このギターはオーディオメーカーで有名な
日本ビクター(株)が作っていたもので、「SG-12」という機種です。

発売が開始されたのは1964年(昭和39年)。
発売当時の定価は ¥13,800でした。

これにはもうひとつ上の上級機種(SG-18)定価¥21,500
がありましたが、ラインナップはその2機種のみしかありませんでした。

アンプもMA-20型¥21,500。MA-40型¥45,000の2機種だけ
あったようです。


この 「SG-12」は当時の初心者用ギターでしたが、
大スターの橋 幸夫や三田 明、千 昌夫がこのギターを抱え、
モニターで雑誌などに出ていたそうです。

上級機種の 「SG-18」は3PUあって当時ではプロの使う
最高級機種の位置付けでした。

このギターのキャッチ・フレーズは
「しびれるような鋭い高音!ダイナミックな低音の迫力!」
という宣伝文句でした。

それにしても頼りないプラスチックカバーのついたシングルピックアップです。
ブリッジもプラスチックに溝が掘ってあるだけでナットのようです。

コントロールは1ボリューム、1トーン。
上についているスイッチはPUセレクターと、
このギター自体のON、OFFスイッチです。

トレモロは簡単な板バネ構造です。
このSG-12にはトレモロのバーがなくなっていましたが、
バーの差し込み口の中はネジが切ってあって
Fender Japan のストラトのバーがちょうど咬みました。
しかし、少ししか咬まず、バーのネジ山がだいぶ見えています。


ヘッドストックには、オーディオ製品でおなじみの
イヌと蓄音機のマーク!


ボディはギブソンのSGよりも薄いぐらいで、ステンレスのピックガードが
一面に貼ってあります。
それに対してネックは太く、しっかりした印象を受けます。


ペグは白いプラスチックのノブがついた仕様で、
ギアが丸見えですね。
6コとも全部つながった一体型です。


このギターから出るサウンドは意外にもいい!

当時の宣伝文句の通り、低音もしっかり出つつ、なかなかトレブリー!
まあ、しびれるとか、ダイナミックかどうかは分かりませんが・・・。

オープンチューニングにしてスライドで弾くと、またいい感じです!
ハウンド・ドッグ・テイラーも気に入ってしまいそうな感じです。


ネック・ジョイントのプレートには
やはり 「STEEL REINFORCED NECK」の刻印。
これは 「このギターのネックにはトラスロッドが入ってますよ!」と
自慢げに唄っている60年代の証です。



発売当時の広告

DYNAMIC・PUNCH !!


素晴らしい・・・!