ライトニン 「こだわりの逸品」

本業の楽器の世界の垣根を越えて
ライトニン こだわりの逸品をご紹介しています!

今回は ライトニン 店長の隠れ家を紹介します。

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みなさんは 自分にとって大切な場所ってありますか?

昔 結婚前に 妻とまだつき合っている頃によくデートした場所。
心から感動し、その世界に入るきっかけを作ったイベント会場。など 人それぞれあるでしょう。

私にも人生において とても大切な場所があります。
人生のターニング・ポイントになった場所と言っても過言ではないでしょう・・・。

そこは とても静かで、時間がゆっくりと流れる憩いの空間でもあり、
じっくりとものごとを考えるのに最高の場所です。

そこは 「イノダコーヒ」 という 昭和15年創業の京都では老舗の喫茶店です。
「コーヒー」ではなく 「コーヒ」 です。

          表から見える大きな船の模型が目印
                   「イノダコーヒ」

一度 火災によって焼失してしまったために、半分は新しい建物になってしまいましたが
「旧館」 と呼ばれる昔のままの建物もまだ残っています。
旧館の外側はテラスになっていて、屋外でコーヒを飲むことも出来ます。
新館と旧館の間のトイレに行く通路には オウムやインコが古いかごで飼われています。

         通路で元気に鳴くインコ

私がまだ幼い頃、母に手をひかれて外のテラスでどんぐりを拾った思い出もあります。
今では 私が小さな娘の手をひいてそこへ行きます。

その旧館の中には 普通にコーヒを飲んだり、食事をしたりする席が用意されていますが、
テラスに面した窓側に おまけに作ってあるような席があります。
そこが私にとって最も大切な場所なのです。

他の広い席が空いていても 私は必ずその窓側のおまけ席に座ります。

         左の窓の中におまけ席がある

学生時代やサラリーマンをしていた時代は 忙しくてなかなかゆっくりと行く時間もありませんでしたが、
今の店を始めることを考え出した頃に 頻繁にそこへ通い、じっくりと人生を振り返ったり、
先の計画を練ったりした場所なのです。
精神的な焦りに追いつめられながら 真剣に人生を考えた場所です。

親の商売を継いだ二代目でもなく、この業界でバリバリやっていたわけでもない私には
脱サラするのにも多少の勇気と決断力が必要でした。
しかし、せわしない世間にもまれている中では じっくりと自分の人生を振り返ることすら出来ません。

「イノダコーヒ」の旧館の窓側席は まるで時間が止まっているかのように静かです。
そこは私にとってまぎれもなく人生のターニング・ポイントを作った場所なのです。

今ではゆとりを持って そこへ行けるようになり、あれこれ悩んだりしていた頃を懐かしく思ったり、
初心に返れる場所になりました。


私が注文するメニューは決まっています。
「ボルセナ」 というホワイトソースのスパゲティと、「アラビアの真珠」 というコーヒです。
どちらも病みつきになるうまさです。

みなさんも京都に来られたら、ぜひ 「イノダコーヒ」に寄ってみて下さい。
京都の繁華街 河原町から少しはずれた所にあります。
コーヒは一杯400円です。駐車場もあるので車でも行けます。


   「イノダコーヒ」 のサイトです。